2002年 11月28日(木曜日)
ハイジの事が心配で、ちょうどパソコンを開いて日記に
「ハイジが良くなるようにお祈りして下さいね。」と書いていた時でした。
午前1時頃だったと思います。突然電話のベルが鳴りました。
ともりんが大慌てで出ると「ハイジが痙攣を起して危篤だと・・・」
寝ている父をたたき起こして、隣町まで急ぎました。

病院には深夜だと言う事もあり、直ぐに着きました。
ハイジのいる診察室では三人の先生が、
必死でハイジの治療をしていました。
一度心臓が止まってしまったらしいのですが
心臓マッサージで、何とか再び心臓が動き出したと言われました。

ハイジは、この時少し意識があったようです。
少し状態が落ち着いてはいましたが、
苦しそうでとても見ていられません。
必死になって「ハイジ頑張るんだよ。」って励ましていました。




↓ハイジ3歳の秋に箱館山に行きました。
この日は、紅葉が真っ赤に染まり本当に綺麗でした。
そして、6歳の秋に行った箱館山が
最後の思い出となってしまいました。


ハイジは人間の集中治療室と
ほとんど変わりのないような部屋の中で、
いっぱい装置を付けられて横たわっていました。


「心臓が止まっていた時間が長いから
このまま植物犬になってしまうかも知れません。
でも、元気になる可能性もまだあります。」と
言われました。その後も3人の先生が
いろいろと手を尽くして下さいました。

気が付けば、もう深夜の3時くらいでした。
私と妹は、ハイジの横たわる診察台の横に
椅子を置いてもらいずっとハイジの側にいました。



でも午前5時頃にハイジは再び心臓発作を起こしました。
1回目の発作の時は、心臓マッサージでおさまりましたが
引き続き起した2回目の発作の後
必死にして下さった、30分間の心臓マッサージもむなしく
再び蘇る事はありませんでした。


その後ハイジは、宿直だった先生に
シャンプーしてもらい、ドライヤーをかけてもらって
とてもフカフカで綺麗な毛並みになって、我が家に戻りました。

ハイジが我が家に戻ったのは朝の6時を過ぎていて
もう辺りが明るくなり始めていました。
ハイジが毎日お散歩に行っていた公園の横を自動車で通りました。
いつもお散歩で会っていたワンちゃんが、
元気いっぱいで走っていました。

でも、もうハイジとこの公園へ来る事は2度とないのです。



結局ハイジはとてもひどい腸炎を起して亡くなりましたが
とうとう、どうして腸炎を起したかが分かりませんでした。

別に悪い物も何も食べていないし
仮にどこかで毒物を食べていたとしても、その場合は
必ず臓器がやられてしまうそうです。
玉ねぎ中毒などの場合でも同じ事が言えるそうです。

異物も見当たらないし、伝染病でもないし、熱もない
もし身体のどこかに癌などが出来ていたとしても
その場合は、末期症状として
どこか臓器が冒されるそうです。

ハイジはどこの臓器も正常のまま
謎の死を遂げてしまいました。

↓2002年11月15日 みんなで最後のお散歩に行きました。

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